格闘技 ボクシングの解説

に編み合う対戦者

ボクシングの概要を解説すると、立った状態で正対した選手同士が両手で打ち合う格闘技です。選手は両手に定められた重さのグローブをはめ、打ち合います。グローブ以外の肘や頭などを使った攻撃や、相手の下腹部や後頭部への打撃などは反則行為となります。このほかにも、背中側への攻撃やレフェリーがブレイクを命じたあとに故意に打撃を加えた場合も反則です。

試合は定められたラウンド数を戦い、相手の攻撃によりダウンして10カウント以内に立てなかったとき、1ラウンドに定められた回数のダウンを奪われたとき、レフェリーが試合続行は危険だと判断してストップさせたときなどに負けとなります。また、所定のラウンドを戦っても決着がつかない場合は、審判による採点により得点の多い選手が勝ちとなります。

ボクシングはレスリングなどのような組み技や投げ技、あるいは関節技のような攻撃方法が無く、立って正対している相手の正面からの攻撃のみが認められているため、選手には高度な対戦技術が要求されます。また、体重別に階級分けされた同じような体格の選手が対戦するため、体力差による圧倒的な戦力差がつきにくく、ダウンのみを狙わず採点により勝利をつかむチャンスがあるところも、格闘技として人気がある要因です。